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Webサイトに潜む脆弱性とは?セキュリティ対策のプロが教える効果的な手法
2021.07.05
昨今はインターネットが急速に普及し、誰でも簡単にWebサイトを持てるようになりました。
ですが、企業の特色に合わせ自由にカスタマイズできるWebサイトは、メリットだけではありません。
そこで本記事では、Webサイトが持つ脆弱(ぜいじゃく)性の観点から、効果的なセキュリティ対策について提案します。
セキュリティリスクを回避し、企業の信頼や情報の信ぴょう性を守りたいと考えている方は、ぜひご一読ください。
Webサイトのセキュリティ対策は重要度を増している
Webサイトへのサイバー攻撃は年々増加しています。
実際にNICTER(サイバー攻撃観測・分析システム)が観測したサイバー攻撃の数は2016年から2020年までで約3倍増加していました。
サイバー攻撃が増加する主な原因には「セキュリティ対策に費用をかけず、Webサイトが持つ脆弱性を放置していること」が挙げられます。
企業規模が小さければ小さいほど、セキュリティ対策に費用をかけておらず、サイバー攻撃を受けた際の平均被害額は1億4800万円にも上ると言われています。
取り扱っている個人情報や知的財産の量が多ければ、それ以上の被害額が出る可能性もあります。
それにくらべ、従業員50人規模の企業がセキュリティ対策をした際の費用相場は、1年間で37万円ほどです。
Webサイトの脆弱性から知るセキュリティ対策
次にWebサイトの脆弱性と、脆弱性に対する有効なセキュリティ対策について解説します。
Webサイトは、主にサーバー、Webサイト内、Webアプリケーション内の3つに脆弱性が潜んでおり、それぞれに対策が必要です。
1.サーバー関係の脆弱性・セキュリティ対策
サーバーには、システムを悪用し、大量のメールや不正リクエストを送りつけサーバーに負荷をかける、などの攻撃方法があります。
不正リクエストで負荷がかかり、ダウンしたサーバーから情報を盗んだり、事業者に想定外の課金をさせたりすることが可能です。
サーバーを守るためのセキュリティ対策は、下記の5つが有効です。
・使わないアカウントは逐次削除する
・ファイアウォールでポートスキャンを防止する
・アカウント管理を徹底し、アクセス制限を設ける
・保守されたクラウドストレージサービスを利用する
・IPSで不正アクセスをリアルタイム検知し、不審なIPアドレスをブロック
2.Webサイト内での脆弱性・セキュリティ対策
Webサイトの場合、データの入出力時やログインなどの認証処理に、不正アクセスにつながる脆弱性があります。
この脆弱性を悪用することで、問い合わせフォームやログインフォームから管理者が意図しない動作を引き起こすためのスクリプトが実行され、情報漏えいにつながります。
対策方法としては、下記の5つが有効です。
・SSL化(https)を施す
・セキュリティプラグインの導入する
・脆弱性スキャンを実行し、対策する
・最新バージョンへのアップデートする
・不要なWebサイトやページは削除する
3.Webアプリケーションの脆弱性・セキュリティ対策
Webサイト同様、ログインフォームなどの脆弱性を悪用し、サイト管理者が意図しない動作を引き起こすスクリプトが実行されるリスクがあります。
また脆弱性を利用し、不正リクエストを送り続けるなどの攻撃方法もあります。
Webサイトと同じ対策方法に加え、Webアプリケーションの根幹にかかわる情報を隠し、アクセスできないようにする『アクセス制御』が有効です。
Webサイトの脆弱性から知るセキュリティ対策
このようにWebサイトには、不正リクエストによるサーバーダウンや、お問い合わせフォームやログインフォームを悪用した不正アクセスを許してしまう脆弱性があります。
それらの脆弱性は法人向けセキュリティ対策ソフトや、改ざん防止ツールなどを使用することで防止できます。
セキュリティ対策用のツールは、月々数千円から数万円から導入できるものが多いので、企業に合ったものを選定し、サイバー攻撃の被害に遭う前に対策しましょう。
また、サーバーへのサイバー攻撃や情報漏えいの対策にはクラウド型ストレージサービスの利用が有効で、近年導入する企業が増加しています。
クラウド型ストレージサービス『Web-Luck』は、企業内で扱う膨大な情報を、視覚的にわかりやすく、かつサイバー攻撃のリスクを最小限に抑えた状態で保存・管理できます。
動画や画像、CAD、Excel、Wordなどの形式が異なるさまざまなデータを一元管理できるので、セキュリティ対策をしながら業務効率化も狙えるところが魅力です。
「Web-Luck」には無料のトライアルがあるので、実際に体験しながら、操作性や安全性を体感し、利用を検討してみてください。
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