近年、インターネットが普及するとともに、偽サイトの数も増加しています。

誰もが知っている大手通販サイトにも、見た目やアドレスが本物とそっくりの偽サイトがあり、多くのユーザーが詐欺被害に遭っています。偽サイトに引っかからないためには、偽サイトの特徴をよく理解し、正しく見分けるための知識を身につけることが大切です。

そこでこの記事では、昨今増えている偽サイトの詐欺被害について紹介し、見分けるための具体的な方法をご紹介します。個人情報を守り、安全にインターネットを利用したいと考えている方は、ぜひご一読ください。

偽サイトによる詐欺の被害が急増

現代では、インターネットを通じて情報収集することが当たり前になりました。
情報収集だけに留まらず、通販を利用して日用品からブランドアイテムまで多種多様な商品をオンラインで購入する機会も増えています。
ECサイトが一般的になるとともに、詐欺や情報流出のリスクは増加するため、私たちは一層気をつけてインターネットを利用しなければなりません。

警察庁の調査によると、詐欺サイトによる不正送金被害は、2019年1月の段階では33件だったのに対し、10ヶ月後の11月には573件にまで増加しています。
また詐欺サイトは、既存のサービスを真似たもののほかに、オリジナルのサイト・サービスも存在しています。
ふと表示されるWeb広告や、漫画や動画を無断転載した違法サイト、海外のファッションブランド広告などには特に注意が必要です。
実際に商品やサービスを購入しなくても、閲覧するだけでcookieの傍受・偽造や、マルウェアの被害に遭う可能性が少なくありません。

偽サイトを見分ける方法とは？

偽サイトや詐欺サイトを見分けるためには、下記の7つの確認が有効です。

・URLの横に鍵マークがあるか確認する
・URLが『https://～』で始まっているか確認する
・URLの末尾が『.com』や『.net』などの見慣れたものか確認する
・ログインや個人情報の入力を急かすサイトは疑う
・怪しいと感じた場合は、一度同様のケースがないか検索してみる
・会社の概要や販売者情報、販売商品情報などを確認する
・決済方法を確認する

普段から”訪れるサイトのURLを確認する癖”をつけておくと安心です。

たとえば、本来なら『https://www.abcde』というURLが正しいはずなのに、その偽サイトは『https://www.adcbe』などのように、ごくわずかに変化しているところも特徴です。

正しいサイトは『.com』なのに、詐欺サイトは『.html』のように、URLの末尾のみが異なるケースも多いです。また、執拗にログインを求めたり「顧客情報照会」などと謳ってクレジットカード番号などの入力を急かしたりするサイトは、疑って見るべきです。

そのサイトが本当に正しいサイトなのか判断が難しい場合は、同様のケースがないか調べてみたり、消費者ホットラインや警察署のサイバー犯罪窓口などに相談してみたりすることも1つの方法です。

ならびに会社概要や販売者情報が正しいかどうかチェックすることで、詐欺サイトかどうか見分けることも可能です。詐欺サイトの場合、会社情報や販売者情報が異なっていたり、明記されていなかったりするケースがあるので、ぜひ参考にしてください。

そのほか通販サイトや個人情報を入力するサイトは、あらかじめブックマークリストに追加しておき、かならずブックマークから閲覧する方法も効果的です。

インターネットがあまり得意でない方や、徹底的にリスクを排除したい方は、ぜひブックマークリストを活用してください。

個人情報も流出しないために

不正な詐欺サイトは、本物のサイトとそっくりな設計になっていたり「無料で漫画が読める」のような美味しい謳い文句でユーザーにクリックや会員登録を促したりするものが多くあります。

通販サイトや個人情報入力を要するサイトを利用するときは、一度疑いの目を持ち、URLや掲載情報に不審な点がないか確認するようにしましょう。

また、このような詐欺サイト被害で、とくに狙われやすいのは企業です。
企業は顧客データを多数保有しているところが多く、不正アクセスに成功したときの利益が大きいからです。

狙われやすい企業は、普段からセキュリティ対策が強固なツールを用い、機密情報を保守・管理することが大切です。

クラウド型ストレージサービス『Web-Luck』は、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクを徹底的に排除したクラウド上で、お客様の大切な情報を保護・管理します。

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