従来、企業と企業が個人情報の取り扱いや書類などの機密情報を送受する場合、メールまたは郵送が主流でした。しかし、デジタル化が進んだ日本の現代社会では、SNSを通してウェブでの連絡や交流が一般的になり、個人から企業まで利用するようになっています。

スマートフォンやパソコンでいとも簡単に、大切なデータやファイルの管理や共有ができる時代において、注意したいのは「情報のリーク（漏れ）」です。

本記事では、インターネット上での重要な情報のやり取りしている企業に向けて、インターネット上にデータを保管する「クラウド型ネットワークストレージサービス」を利用するときに、注目すべきポイントについてご紹介します。

ウェブ上で情報流出のリスクが高まっている!?

ウェブ上での広告宣伝やプロモーション、個人間でのSNSによるコミュニケーションが一般的になっていることから、企業もあらゆる活動をデジタルに移行中です。

たとえば、以前は実店舗で販売していた企業がインターネット販売を始めたり、不動産物件の下見ではVRゴーグルを使用するVR内覧を行ったりしています。

消費者からのお問い合わせや資料請求など、商品やサービスについての対応にウェブを活用する企業も増えました。

また、昨今の新型コロナウイルスによって多くの企業でテレワークが導入され、オンライン上での機密情報のやり取りも増えています。

そんな中、悪意ある個人や組織による企業サーバーへの不正アクセスや、従業員による情報持ち出しがたびたびニュースになっています。

2019年7月に発覚したセブンペイでの不正アクセス事件では、被害者数1,500人超、被害額は約3,200万円にも上りました。

ベネッセコーポレーションでは、2014年に従業員による顧客情報の漏洩事件が発生。顧客への対応に200億円を超える支払いを行いました。

このような事件は頻発しており、個人・企業情報の流出してしまう危険性は、日に日に増しています。

ウイルス感染やシステムへの不正アクセス、情報の漏洩などセキュリティ対策はもちろんのこと、災害などによる機器障害やデータ消失を防ぐことが重要となっています。

ブラウザで管理できるツールとは？

セキュリティ対策のひとつに、クラウド型ネットワークストレージサービスの利用があります。

クラウド型ネットワークストレージサービスとは、インターネット上にデータを保管し、ファイルの転送や共有を行えるサービスのことです。

インターネット上に保管されているデータへは、場所を問わずアクセスが可能。本社、支社問わず、多拠点間でファイルを共有できます。

インターネット上に保管されているデータは、そのまま相手方にメールで送信が可能です。

送信前にデータを個人のパソコンにダウンロードする必要がありません。私物のUSBメモリにダウンロードしたデータをコピーして持ち出すなどの危険を回避できます。

また、送信にはデータを暗号化するSSL/TSL通信を利用。パスワードをかけることもでき、不正アクセスを防ぎます。

他にも、内部からの情報流出に対する備えがあります。

いつ誰がログインしたか、誰がどのファイルをダウンロードしたか、誰が何を転送したのか、ログ（記録）を保存。万が一に備え、行動を監視して不正アクセスを防止します。

情報の流出だけでなく、消失への対策も必要です。

クラウド型ネットワークストレージサービスであれば、自動で多重にバックアップを作成。万が一、データを消失してしまったとしても復旧できます。

このような紛失、消失は、特に企業の大小に関係なく起こる可能性があります。「うちは中小企業だから」という安易な考え方はとても危険です。

専用ソフトのインストールや設定など難しい操作が必要ない、ブラウザで操作できるクラウド型ネットワークストレージサービスは、中小・零細企業でも導入しやすいでしょう。

失った信頼を取り戻すのは簡単ではありません。失う前に、情報流出の対策を行いましょう。

ブラウザで安全かつ手軽に行うために

悪意ある第三者による不正アクセスや情報の持ち出しは増加しています。毎月のように情報が漏洩し、情報の種類によっては、莫大な賠償金の支払いが生じる可能性があります。

会社の規模が小さく、パソコンに詳しい社員がいない、これまでセキュリティについて考えてこなかったのでなにをしていいかわからない場合には、データの保管にクラウド型ネットワークストレージサービスのご利用をご検討ください。

専用ソフトをインストールしたり、難しい設定をする必要がない、ブラウザで操作できるWeb-Luckなら中小・零細企業でも導入がしやすいです。無料トライアル期間がございますので、一度試してみてはいかがでしょうか。